2013年4月20日土曜日

Lubuntu in USBの設定

Lubuntu12.10、13.04に、さらに加えた設定・情報をこちらに加えていきたいと思います。
(新しい情報が上です。)

”Lubuntu12.10のUSBへのインストールから初期設定まで”、はこちらの記事からどーぞ。


◇Google Chrome
ChromiumとChromeの両方のブラウザを入れて、アカウントを切り替えると便利なので、Chromeも入れました。
しかし、Lubuntu13.04には普通にするとうまく行かないようです。そこで...

32-bit
$ wget -c www.mirrorservice.org/sites/archive.ubuntu.com/ubuntu//pool/main/u/udev/libudev0_175-0ubuntu13_i386.deb

64-bit
$ wget -c www.mirrorservice.org/sites/archive.ubuntu.com/ubuntu//pool/main/u/udev/libudev0_175-0ubuntu13_amd64.deb

ファイルをダウンロードしてください。



次にこちらからhttps://www.google.com/intl/en/chrome/browser/
ファイルをダウンロード。


$ sudo dpkg -i libudev0*.deb

$ sudo apt-get install libconf2-4

$ sudo dpkg -i ~/Downloads/google-chrome*.deb
$ sudo apt-get -f install

でインストールできました。ソース


ここから上はLubuntu13.04に入れたアプリ等の情報です。


◇Adobe Flash player

sudo apt-get install adobe-flashplugin


◇日本語の変換が左下に出てくることの修正
こちらのサイトを参考にしました。

Synapticパッケージマネージャーからibus-gtk3というパッケージを導入して、再起動でOK。


◇ファイアーウォールの有効
sudo ufw statusでファイアーウォールのステータスをチェック

次の2行をターミナルから打ち込んで有効にする。

sudo ufw enable
sudo ufw default DENY



◇画面の輝度の固定
画面の明るさは再起動する度にリセットするようです。
これを固定する方法がこちらに書いてありました。


$ sudo leafpad /etc/rc.local
最後の行「exit 0」の前に、以下の1行を追加します。

#
# By default this script does nothing.
echo 9 > /sys/class/backlight/acpi_video0/brightness
exit 0



◇キー入力の時だけ、タッチパッドの無効化

こちらのサイトを参考にしています。

文章を入力していると、不意にタッチパッドに触れてしまって、文章が消えてしまうっていうことが頻繁に起きてしまう。Ubuntuにはこれに対応するコマンドがあるとのこと。
コマンドラインから、
syndaemon -d -t -i 1
って入れれば良いようです。詳しくは上のサイトをご覧ください。

~/.config/autostartの中のファイルに@syndaemon -d -t -i 1を書き足しました。(Dockyの項を参照)

LubuntuにOffice2007を導入する。

Officeを入れる前に、Windowsのプログラムを動かすためのソフトWineを導入します。

・Wineの導入
Synapticの設定>リポジトリーから、リポジトリーを追加する。
ここに情報がある。
再読み込みしてから、Wineを検索し、wine1.5にチェックを入れて、適応をクリック。

導入後、試しに メニュー>Wine>Programs>Accessories>Notepadを立ち上げてみる。

・Officeのインストール
インストールできるOfficeのバージョンは、2007と2010らしい。XPは不可。
このサイトに2007の情報がある。(2010、他のプログラムが使用可能かは、このサイトで探せばすぐに見つかる)

Wine>Configure Wineを起動。アプリケーションタブのWindowsバージョンをWindowsXPにする。

CDドライブにOfficeのインストールCDを入れる。フォルダから、CD内の、Setup.exeを右クリックし、Wine windows program loaderを選択。インストールが始まる。

ワードとパワーポイントをインストールする。

パワポはエラーが出て起動できない。ライブラリーのオーバーライドが必要のようだ。
Wine>Configure Wineのライブラリータブのライブラリの新規オーバーライドに riched20.dll とタイプして、追加をクリックする。編集を押して、ネイティブ版(Windows)を選ぶ。

これで、ワードとパワーポイントが使用できるようになります。
仕事に使おうと思ったときには、OpenOfficeなどのソフトだと、ズレが起きていないか気になりますが、これでもう大丈夫ですね。
意外とサクサク動くので、びっくりですよ。

動きの悪い方は、転送速度の速いUSBを買っちゃってください。笑



2013年4月19日金曜日

Lubuntu13.04のUSBへのインストールから初期設定まで

数年前、UbuntuをUSBブートで動かそうとしたところ、遅くて使い物にならなかったことがありました。しかし、最近、Lubuntuっていう軽量のディストリビューションがでたということを聞いて試したところ、かなりサクサク動くことが判明。しかも、Officeも問題なく動くんですよ。
ってことで、ここに健忘録を兼ねてまとめてみました。

USBメディア:ちょっと前に買ったUSB2.0では高速のUSBフラッシュメモリーです。
      転送速度30MB/s。今なら、USB3.0でもっと速いです。
      Officeを入れることを考えると最低16Gを買ったほうがいいと思います。
      FAT32でフォーマットしておきます。

USB2.0で使うことを考えるとこのUSBメディアが一番のようです。

もう売ってないので、同等のUSB3.0も使えるものを紹介しておきます。


パソコン: VAIO X  メモリ2G ハードディスクが壊れてしまって放置してあったものです。
     BIOSは生きているので、これを使えるようできればと思っていました。


1.LiveCDあるいはLiveUSBの作成

https://help.ubuntu.com/community/Lubuntu/GetLubuntu
のサイトからファイルをダウンロード。今回の場合は32-bitなので、lubuntu-12.10-desktop-i386.isoをダウンロードした。サイズは708MBこれをCDに焼いてLiveCDをつくる。

現在、新しいバージョンLubuntu13.04がリリースされています。そちらをインストールする場合には、こちらのサイトからlubuntu-13.04-desktop-i386.isoをダウンロードしてください。



LiveUSBをつくる場合は以下の通り。(Universal-USB-Installerを使う場合)

Step1 Try unlisted linux OS (この指定で4G以下のUSBでも作製できるようになる。但し、1G以上の容量は必要)
Step2 さっきDownloadしたISOファイルを指定
Step3 USBのドライブレターを選ぶ (USBはインストールするものとは別のLiveUSB用を使用する。)
Createを押す。

以上で、インストール用のLiveUSBができる。


2.インストール

LiveCDあるいはLiveUSBを入れて、再起動する。

Language>日本語を選ぶ
Lubuntuをインストールを選ぶ
ようこそ画面 日本語 続ける
Lubuntuのインストール準備 チェックは入れずに続けるを押す
インストールの種類 それ以外にチェック 続ける
デバイスに作成するUSBの中のパーティション部分を選んでその部分をダブルクリック
ext4を選ぶ、マウントポイントは”/”を選ぶ
スワップファイルは作らない。(USBブートの場合スワップの読み込みが良くなさそうなので)

下の方のブートローダーをインストールするデバイスのタブがあるので、作成するUSBを選択

Tokyoを選択
キーボードレイアウトは日本語で
名前、パスワードを入れる。
そのあと、インストールが始まる。(結構時間がかかる。)

3.インストール後の設定

・アップデート等
アクセサリー>LXTerminalを立ち上げて、以下のコマンドを打ち込む。

sudo apt-get install python-software-properties
sudo add-apt-repository ppa:lubuntu-desktop/ppa
sudo apt-get update
sudo apt-get install --no-install-recommends lubuntu-desktop
sudo apt-get dist-upgrade
sudo apt-get autoclean
cd /var/cache/apt/archives
sudo rm *
一度再起動する。
参考にしたサイト

・日本語変換の設定
システムツール>Synapticパッケージマネージャーを立ち上げて、ibus-mozcを検索し、チェックを入れて、適応をクリック。
一度、ログアウトしてから、キーボード・インプットメソッド>インプットメソッドのタブから、MOZCを選択する。

・コーデック、解凍等の詰め合わせをインストール
sudo apt-get install lubuntu-restricted-extras

・OS起動画面の削除
Grub customizerを導入して、設定する
sudo add-apt-repository ppa:danielrichter2007/grub-customizer
sudo apt-get update
sudo apt-get install grub-customizer

システムツールからプログラムを立ち上げて、General Settingsのタブから、show menuのチェックを外す。

・MACアドレスの調べ方
ifconfig

・パーティションを管理するソフトを入れておく
sudo apt-get install gparted

システムツール>gpartedから起動

・VAIO Xでのサスペンドの復帰ができないの修正
sudo mv /usr/lib/pm-utils/sleep.d/99video /usr/lib/pm-utils/99video

・Skypeも問題なく動きます。
こちらのページを参照しました。


・apt-getで導入したアプリのアンインストール
apt-get autoremove ソフト名

・システムプログラムの問題が見つかりました。の非表示
これをやっていいかどうかはわかりませんが、邪魔ってひとはこちらのサイトを参照してみてください。

・日本語のフォルダ名を英語に変える
env LANGUAGE=C LC_MESSAGES=C xdg-user-dirs-gtk-update

・VLCのインストール
動画を見るソフトを入れておく
sudo apt-get install vlc

・パネルの位置を上に変える
やっぱりUbuntuっていったら、パネルの位置は上でしょ。っていうひとはパネルを右クリックして、パネルの設定から変えられます。やっぱり、上がしっくりきますねw

・ファイルのコピー
リナックスを使ってるとまず、イラッとすることがファイルをコピーしようとすると権限がどうとかいってうまく移動できないことかと思います。
これをできるようにするには、ファイルマネージャー(フォルダ)のツール>rootユーザーとして、このフォルダを開くとしてやれば、問題なくファイルのコピー・移動ができるようになります。

・ランチャー
ここまでくるとマックのDOCKのようなランチャーを入れてみたくなります。
Ubuntuのドックといえば、やっぱりDockyかな。でもLubuntuでも動くのか。
sudo apt-get install docky
でインストールできるようです。でもなんか違う。
透明度の設定が必要のようなのでこのサイトにしたがって、xcompmgrを導入する。
スタートアップフォルダにファイルを置く必要があります。(サイトの記事参照)
設定で、スタートアップにチェックして、賢く隠すを選ぶ。















使ってみた印象は、思った以上にサクサク動いて、十分実用に耐えそうです。
あと、仕事に使うことを考えるとOfficeが使えるといいですよね。次の記事にインストールの仕方を紹介します。
これで、USBを持って歩けば、いつでもどこでもパソコンさえあれば、自分の環境で、Lubuntuが使えます。
海外なんかで、日本語の環境を使いたいときとかは便利ですよね。

役に立ちそうな情報があれば、随時書き足します。